目的を明確にすることが成功への近道
ホームページ制作において軸になるのが「目的」です。目的が明確であればあるほど、地に足のついたホームページを作ることができます。
まずは「最終目標」を明確にすることから
大切なのは、ホームページ制作チームと依頼者が最終目標を共有しておくことです。
何を達成するためにホームページを制作するのかが明確になっていれば、最初から密度の濃い計画を立てることができます。
目的はできるだけシンプルに
ホームページ制作の目的は、「今よりもお客さんを増やしたい」「もっと売上をアップさせたい」「企業のイメージアップに役立てたい」など、可能な限りわかりやすいものにしましょう。
あれこれ達成したいと考えて目的を山盛りにしてしまうと、軸がなく中身のぼやけたホームページになってしまう可能性もあるので、「一番達成したいこと」を最大の目的とするのがポイントです。
目的に応じて具体的な予算を決める
ホームページ制作にかかるコストはオーダー内容によってそれぞれ違うため、制作側が依頼者にヒアリングをしながら一緒に予算を考えていくことになります。
紙の広告なら1枚につきいくらのコストがかかるかが明確で、印刷と配布を含め1枚6円のコストがかかるとすれば、10,000部で60,000円の予算が必要ということになります。
一方のホームページは不特定多数に向けて情報を発信していくものなので、「アクセス数」ではなく「目標とするお問い合わせ件数」に対していくらの予算をかけるかという発想で考えます。
優先順位を間違えると失敗する
「ホームページを作るからにはとにかく他社との差別化を!」という依頼者からの要望はとても多く、ホームページ制作の現場において重要なテーマのひとつです。
しかし、他社との差別化が最大の目的になってしまうと、最終的に満足のいく成果を得られない可能性があります。
他社との差別化に特化したホームページは依頼者にとても喜ばれるのですが、肝心の利用者には響かないことが少なくありません。
そのため、納品から時間が経過するとともに依頼者側の満足度が薄れていくという特徴があります。
「イメージ戦略として他社とは違うホームページを持ちたい」ということが一番の目的ならば、それはそれでもちろんOKですが、「新規顧客獲得」が目的ならばホームページの個性よりもユーザーのニーズを優先しましょう。